飼い主:四畳半の住人 / しじみ日記 / しじみ血液検査&通院の記録 / 用語の説明〜一般血液検査(CBC)&電解質

一般血液検査(CBC)&電解質

検査項目基準値増加減少
下限値上限値
赤血球
RBC
500万1000万 下痢や嘔吐、多尿などによって脱水 貧血
白血球
WBC
5,50019,500 ストレス、ウイルス性感染症、悪性腫瘍などの体内の異物、細菌感染症、炎症性疾患、白血病 ビタミン欠乏、ウイルス感染症(汎白血球減少症)、中毒、血液疾患、放射線障害
ヘマトクリット
PCV
27%(成猫)
24%(子猫)
45%(成猫)
34%(子猫)
危険な脱水 貧血状態
ヘモグロビン
血色素=Hb
815 脱水 貧血
ヘモグロビン
血色素=Hb
815 脱水 貧血
血小板 30万80万 - 出血・出血しやすくなる
電解質(ミネラル)
Na(ナトリウム) 140150 高Na血症、心疾患、脱水症 下痢、腹水、嘔吐、大量利尿、慢性腎機能障害
K(カリウム) 3.55.0 下痢、ショック、尿道閉塞、アジソン、10を超えると致命傷 摂取不良、排泄量の増加、腎不全
Cl(塩素) 95125 脱水症、副腎皮質機能不全、代謝性アシドーシス 激しい嘔吐、腎不全
Ca(カルシウム) 8.811 高Ca血症、腎疾患、ビタミンD過剰症、内分泌疾患、リンパ腫、骨腫瘍 ビタミンD欠乏症、低アルブミン血症、腎疾患、雌猫の産後の麻痺

 私の行く動物病院では血液検査の器械を持っていてその場で検査結果が分ります。
【猫の血液】
   猫の血液は、比重1.06、弱アルカリ性(pH7.35)で、その量は体重の約8%と人間と同じ割合だが、体重が少ないので大量出血には注意が必要。じっさい、しじみは交通事故で内臓に出血がみられた時には、血小板が最小値の1/4分に激減(8万)した。

3.80kgのしじみの血液総量は、300cc(カップ1杯半)

 少しの出血でも重篤な状態になるので、怪我や内臓破裂の場合は、医者に急行すべし。
 血漿は、体重1kgあたり46〜48ミリリットル。血液を遠心分離すると、血漿と細胞成分に分れる。細胞成分は、赤血球、白血球および血小板からなる。それぞれ酸素と二酸化炭素の運搬、感染の防御と抗体産生おおび止血作用など、生命維持に不可欠な役割を持つ。
 血漿の90%は水、約9%を占める有機物は血漿たんぱく質、線維素原、栄養分、代謝産物などを含み、さまざまな生理作用にかかわる。生体反応の指標となる。 
 0.9%の電解質(ミネラル)には、Na(ナトリウム)、K(カリウム)、Cl(塩素)、Ca(カルシウム)などが含まれる。体液中の電解質は、生命維持の為にバランスよく一定の濃度を保っているが、異常があれば電解質のバランスも崩れる。

参考図書 猫の病気百科(学研)、イラストでみる猫学(講談社)
2009年4月20日作成  しじみ日記
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