さよなら金子荘〜客間編
| 最後に確保したのは居間の隣の部屋。ここは友人が荷物置き場にしたり，暗室だったり，泊り客（1ヶ月とか）の部屋だったりとか自分ではほとんど使わない部屋だったけど，ここを押さえるとアパート一棟まるごと自分の陣地という美味しい場所。捨て猫を拾った時もこの部屋。友人が避難してきたときもこの部屋。自分では使わないので政治的な部屋とも言います。雨漏りが一番ひどかったのもこの部屋。
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| 廊下から覗く2号室 |
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| 引越し荷物搬出後の2号室。暗室に使っていたのでビニールシートが貼ってあります。 |
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| 押入れも台所も普通にあります。 |
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だからさ，，ネットカフェ住まいって人は知恵が足りないと思っちゃうんだよね。この部屋，1部屋2万円（敷金礼金各１もしくはゼロ），光熱費だって電話代いれても１万円以下。３万円で自分の空間が持てる。
正直，今時の人はとっても贅沢。年収200万〜３００万ならこんな程度の部屋が身分相応だよ。その程度の年収で，風呂だのシャワーだの言うのがオカシイ。ともかくこんなアパートはこれからは無くなるだけ，同潤会だの木造建築アパートの保存運動もいいけど，こういうアパートも考えてほしいな。ここには２６年，人生の半分以上
も生活した。本当に今の私を作ったのはこのアパート，不便すぎて逆に工夫とそれを楽しむ精神を教えてくれた。それが古いからイノベーションなんて空虚な言い訳されて壊されちゃう。私に力があったら，買い取るのに。。残念。。ってか，オファーも無かったけどね。土地だけなら私でも可能だった？かな。。とっても残念，，，さよなら金子荘。私を鍛えて育ててくれてありがとう。私は一生忘れないよ。大家さんもね。 |
